○livedoor ニュース
丸暗記というのは余り効率のいい学習方法ではない。
よく分かりもしないことを反復練習だけで頭に覚えさせる、というのは
ほとんどの人間にとっての苦痛だろう。
でもそれの代替として、
このような応用・発展的な学習ばかりさせるのはどうか・・・。
そもそも知識を習得しようとするのはなぜか。
それはきっと知識を使いこなせるようになる為だろう。
私は先にも述べたように、
丸暗記それ自体にはあまりいい印象を持ってはいないが、
暗記という学習方法は悪ではないと思う。
うまく知識を使いこなすようになるためには、
まずそれを覚えてみようとすることが大切だ。
音や関連する概念に上手く結びつけて楽しく覚えられば、
たぶんそれが初学の方法としてはベストな手段である。
また、人間の考え方や発想の元になっているものっていうのは、
子供時代に暗記によって培われているんじゃないかとも考えている。
応用的な知識の使い方が必要になってくるのは子供時代ではなく、
もうちょっと先の将来であるはずだ。
ましてや小学生、暗記という学習にとって最も重要であろう
ファーストステップを飛び越えて、いきなり発展的な段階へと
進んでしまうのはどうかと思う。
私が考える限りでは、人間の知識の習得は循環的な作業である。
一度きちんと覚えたつもりのものでも、
実際それを使おうとしたときにいきなり上手く使えるわけではない。
それは牛が反芻するかの如く、
繰り返し繰り返し数をこなしていくことで本当の理解へと繋がっていく。
結論、小学生は暗記中心でいいんじゃないですかね。文部科学省さん。