何か目的があってそれを成そうとするとき、
目的までの道のりは幾つかのステップに分けられます。
達成しようと掲げた目的が大きければ大きいほど、
この過程は細かく分かれることになり、
そしてその中の幾つかには、達成することが困難な問題が現れます。
しかし、本当に難しい問題というのは実はほとんどないように思います。
難しくて時間がかかりそうだという問題の大半は、
今の自分には分からないことが多いから手がつけにくい、
という程度のものだったりします。
成功することが分かりきっているような課題をこなすのは簡単ですが、
どうなるか分からないことをやってみるには少し勇気がいります。
僕がそういった問題に直面したときにいつも思うのは、
ここで時間を使ってしまって無駄にならないだろうか、ということです。
実際に取り掛かってみればそれほど時間のかからないようなことでも、
最初の一歩が中々踏み出せないのは、
自分がこれからやろうとしてることで時間がかかるのが怖いからです。
無駄ばかりを積み重ねて物凄く時間がかかってしまうかもしれない、
と未知のものに対する恐怖が襲ってくるからです。
知らないことをやってみようとするわけだから、
思いつきで浮かぶようなことはたかがしれています。
それは誰でも考えそうなすごく単純な方法ばかりです。
そしてほとんどの問題には先人が生み出したよりよい解法が存在します。
だからその方法を最初に知れれば、すごく楽ができることも知っています。
楽ができるとなれば楽をしたくてそれを探すわけですが、
これを見つけるのにはけっこう時間がかかったりします。
さらに、苦労してそれを探し当てたとしても、
それを理解するのにけっこう時間がかかったりします。
結局は自分で思いついた方法を組み合わせて作ったデコボコ理論のほうが、
少ない時間で問題を解決できたりします。
僕の場合、思いつきで最初からできそうな方法があっても、
それをやらずに別の手段を探すことの方が多いようです。
何か問題を解こうとしてその解説サイトや本などを見つけても、
いやきっとこれよりいいものがあるに違いない、
とさらに別のものを探しにいってしまいます。
誰かが自分がやろうとしてることにぴったりマッチしたスマートな方法を
どこかに残しているかもしれないので探し回ります。
でもそれを探すよりも、自分であーだこーだと手を動かして、
とりあえず挑戦してしまったほうが得ることは大きいし、
実は時間の方も短くてすんだりします。
そしてその間に習得した知識は決して無駄にはなりません。
無駄になりそうだから、これでいいのか不安だから、と
足を止めて他人に頼るよりも、
自分で何とかしようと行動したほうが早く成功することが多いのです。
これは全ての事柄に当てはまるわけではありませんが、
他に頼ろうと思ったときには、
まず自分でやれそうなことはやってからの方が得が大きいと思います。
無駄になるのを恐れてただ教えてくれる人を探し回るのはダメです。
無駄を怖がっている時間の方が、
無駄になってしまうことってけっこうあると思います。